気分ジェットコースター!双極性障害ってどんなもの?
「双極性障害」って聞いたことはあるけど、どんなものかよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
双極性障害は、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた心の病気です。
気分の波がジェットコースター!
双極性障害の大きな特徴は、気分の波が激しいことです。
- 躁状態: 気分が高揚し、活動的になり、アイデアが次々と浮かび、自分は何でもできるような万能感に包まれます。
- うつ状態: 気分が落ち込み、やる気がなくなり、何もかも嫌になり、死にたくなるほど辛くなります。
この躁状態とうつ状態が、まるでジェットコースターのように交互にやってくるのが、双極性障害のつらいところです。
躁状態って楽しいんじゃないの?
「躁状態って楽しそう!」と思う方もいるかもしれません。
確かに、躁状態の時は気分が高揚し、活動的に過ごせるので、一時的には楽しいと感じるかもしれません。
しかし、躁状態は行き過ぎると、周りの人の迷惑になるような行動をとってしまったり、人間関係を壊してしまったり、後で後悔するようなことをしてしまったりと、様々な問題を引き起こす可能性があります。
また、躁状態の後は必ずうつ状態がやってくるので、結局は辛い思いをすることになります。
双極性障害の原因は?
双極性障害の原因は、まだはっきりとはわかっていませんが、遺伝的な要因や環境的な要因などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。
双極性障害の治療法は?
双極性障害の治療法としては、薬物療法と心理療法があります。
- 薬物療法: 気分安定薬や抗うつ薬などを使って、気分の波を安定させます。
- 心理療法: 認知行動療法や対人関係療法などを使って、考え方や行動のパターンを修正したり、ストレスへの対処法を学んだりします。
周りの人に理解してもらうことも大切
双極性障害は、周りの人に理解してもらうことも大切です。
家族や友人、職場の同僚などに、双極性障害について理解してもらうことで、安心して治療を続けることができます。
まとめ
双極性障害は、気分の波が激しい辛い病気ですが、適切な治療を受けることで、症状をコントロールし、安定した生活を送ることができます。
もし、双極性障害かもしれないと思ったら、まずは専門医に相談してみましょう。